でも無理でしょ?? そんな夢のまた夢みたいな事、科学者が考える訳ないのにね。 人は必ず、無理だと知りながらも目指したり、夢見たりする事がある。 それって不思議だけど、虚しくて、切なすぎる事だよね…。 ー…バシッ!! 「いったぁ!!何!?」 あたしが物思いに耽っていると、なにかがあたしの頭を叩いた。 上を見上げると、ニッコリ笑う菜乃波が。 「購買。順番回ってきたよ。」 菜乃波は、自分より前に順番が回ってきたあたしに、知らせてくれた。 だからって叩かないでー! 身長伸びないからー!