ピンポーン 「あ…悪い。誰かきた。待ってて」 「え〜誰がきたの?」 「わかんね。こんな時間に誰だ?」 一人暮らしの俺の部屋。 たずねてくる奴は限られてくる。 ガチャッ 「はは…」 ドアを開けた俺は、思わず笑ってしまった。 「ね〜誰がきたの?」 携帯からは美紅の声。 正面のドアからも美紅の声。