今日は本当に厄日だ…と第二軍師団所属コルラドは、愛機であるイーグルを操縦しつつ思った。
朝から寝坊し、上司に怒られ。
昼ご飯のスープには虫が入っていた。
極めつけは、非番だったのにシンディウス軍が攻めて来たため任務に向かわされた事。
……しかも、その数が半端なく多くて仲間がどんどん撃破される中この空域に残ったのはコルラドだけになってしまった。
コルラド1人に対して、クロウが5体。
3体のクロウがコルラドを取り囲み、残りの2体が少し遠くからその様子を監視している。
離れた所にいるクロウの操縦士が口を開いた。
『よし、そのままイーグルを撃ち落とすんだ。それで試験終了だ』
『は、はい』
『了解しました…』
『や、やりますっ』


