「…しっかし、団長もとんでもねぇ移動手段を考えつくわな」
『…………確かに』
コハクも流石に呆れ気味に応えた。
第一軍師団基地から工業都市カルテルまでの道のりは長い。
空から行くぶんには支障はない。
だが陸から行くには、いくつも街を通らなければならなくなる。
そのため陸用機械獣であるアーマードベアは輸送機械に乗らない限り、工業都市カルテルへ行く事は不可能……なのだが。
「まさか、グリフォンにアーマードベアを運ばせるなんてなぁ…」
そう…今アーマードベアはグリフォンの前足を掴まって飛び、移動しているのだ。
本来そんな事をしないため、グリフォンもぎこちなく飛んでいる。
『……ルイも居れば良かったのに』
「ルイはイーグルとラシェード平野に行ってんだ。仕方ねぇだろうよ」


