「まぁまぁ、楽しそうだから良いじゃないかぁ〜」
「……まっ、そうだな」
霧兎の発言にケビィンは大きく頷いた。
タスクとルイは走るペースを落とさないまま、声を張っていた。
「嘘つけ!!絶対怒ってんだろ!?」
「怒ってないもん!!それより、タスクに“嘘つき”なんて言われたくないよっ!!」
はぁ?と大きく首を傾げたタスクは、突然走るのを止めた。
予想外のタスクの行動に、ルイは対応しきれず―…
「あっ」
「…え」
「お…」
コハク、レクス、ケビィンの声が小さい漏れたと同時に…。
「きゃっ!!」
「ぅぉおぉうっ!!?」
ルイはタスクの体に突っ込んで行く形で、タスクをも巻き込み…床に倒れた。


