独眼狼ーワンアイウルフー




奇襲をかけて来たイーグルにスザクは爪を振り上げるが、それを急降下して避け…ルイのイーグルの側まで飛んだ。


『やぁ。…久しぶりだねルイちゃん』


ルイに話しかけて来たその声に、ルイは覚えがあった。


『コルラドさん!!』


スザクに奇襲をかけたのは…以前、ラシェード平野で会った第二軍師団に所属する、コルラド・バーミリオンだった。

コルラドが小声で囁く。


『俺が先にしかけるから、タイミングを合わせてくれるか?』
『はい、分かりました』


ルイも小声で応え、頷いた。

大きく息を吸い、コルラドはイーグルをスザクの元に飛ばせた。


『あら、今度は真っ正面から来るのね』


クスクスと笑いながらレオナも、スザクをイーグルに向かわせる。