独眼狼ーワンアイウルフー




『ふーん……』


イーグルを見つめ、レオナが呟いた。


『今までのヤツらよりも反応が速いわね…もしかして、第一軍師団の子?』
『……はい、そうですけど』


ルイがそう応えると、レオナが楽しそうに口を開いた。


『やっと本命が来たわね。まぁ、大本命はグリフォンだったんだけど〜…』


レオナの言葉を遮るように、辺りに甲高い音が響いた。

スザクの背後から、1体のイーグルが奇襲をかけた……が、それに気づいたレオナは爪でそれを防いだのだ。

レオナが呟く。


『……背後から攻撃してくるなんて〜、卑怯じゃない?』
『俺は臆病者なんでね…。こういう事しか出来ないのさ』


イーグルの操縦士はそう応えた。