独眼狼ーワンアイウルフー




「……くっ!!」


レクスは歯を食いしばり、ケルベロスを横に移動させる。

さっきまでケルベロスがいた所にスフィンクスが飛び下りた。

そのまま勢いを弱める事なく、スフィンクスが攻撃を仕掛ける。


だが、ケルベロスはそれを避ける事しかせず反撃しようとはしない。

レクスが震える声を振り絞り、呟いた。


「…エディー、俺が分からないのか…?」
『あなたは倒すべき敵。それ以上の事など…』


ティファナの言葉を遮り、レクスが叫んだ。


「俺だ…っ。レクス…、レクセウスだ!!」
『レク、セウス……?』


直も攻撃の手を緩めないまま、ティファナがレクスの言葉を繰り返す。

「そうだ、俺はレクセウス・クルーリオ!!お前の…エディリア・クルーリオの兄だっ!!」


レクスが叫んだ瞬間、スフィンクスの動きが止まった。