「ごめん…、ちょっと行ってくる。」
あたしはテレビの話に夢中になっている友達を置いて、廊下に出た。
向かう場所はもちろん、トイレ。
トイレの個室に入ると、あたしは今まで我慢していた涙をポロポロ零した。
誰にも気づかれないように声を押し殺して泣いた。
これからくるであろう、最低最悪な未来への不安と恐怖と絶望と…
それらたくさんのマイナスの気持ちが胸の中をぐるぐると渦巻いて、溢れ出る涙を止めることができなかった。
明日がこわい…
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