ありえない…

ありえないって!


昨日までは、普通だったじゃん!

いや、先生とか隣のクラスの子は、普通じゃなかったけど…


でも、身近な人は普通だった。

まあ多少 変な奴はいるけど、あたしを忘れていないっていう点では、本当に普通だった。


それなのに…

なんで?

なんで!?



《あっ!わかった!きっと、からかわれてるんだ!》



あたしは、そう思うことにして、恐る恐るきいてみた。



「ねぇ?からかってるんでしょ?あたしの事、ちゃんと覚えてるよね?」



期待と不安を込めてきいた言葉。


返事が怖い…