あたしの思考は完全にストップしてて、でもなぜか言葉だけは出てきた。 「…彼女いるくせに、そんなこといわないでよっ…!」 最後は小さな叫び声のようだった。 そんなあたしの言葉に、健太は抱きしめる力を強くした。 「…彼女って誰だよ? んなもんいねぇって。」 健太の言葉に、あたしは息が止まった。 「この前、教室に来てたじゃん。 『付き合った』って言ってた子。」