「……………」 2人の間には沈黙しかなかった。 でもその間も腕はつかまれたまんまだった。 「…けんた? …腕は」 ずしてと言おうとしたら、言い終わらないうちに健太がさらに強く腕を握った。 「ったく! お前なんでこんな時間まで学校にいるんだよ!? ……今まで佐久間と一緒だったのか?」 声が、健太が怒っている。 そんな健太を見るのは初めてで、あたしはビックリしてゆっくり頷いた。 あたしが頷いたのを見て、健太はあたしの目を見た。