あたしから学ランを受け取った佐久間くんはそれをそのまま着た。 今は真冬だから、暖房のきいてない教室内はかなり寒い。 そんな中あたしに学ランをかけてくれた佐久間くんは優しすぎる。 「ありがと、佐久間くん。」 あたしがそう言うと、佐久間くんは軽く笑ってあたしの前の席に座った。 教室にはあたしたち以外に誰もいない。