「も~! 健太付き合ってくれるって言ったじゃん!」 ………は…? やっと聞こえてきた声がそれ。 その子がその部分だけ強調したのか知らないけど、その部分だけははっきりと聞こえた。 いろんな思いがあたしの中を駆け巡った。 健太はその子と付き合ってる…? じゃあ、やっぱりあたしに優しくしてたのは面倒みがいいから…? あたしの目にじわりと涙が滲んだ。 その時、あたしは健太と目があった。 反射的にあたしは顔を背けた。 …あからさまだったかも。