その仕草で、あたしの心臓は大きく跳ね上がった。 それを隠すため、ちょっとふてくされた声をだした。 「唐揚げ好きなのに!」 あたしの抗議は笑顔でかえされ、はいはいと言いながら健太はトマトをとった。 「はい、口開けて。」 あたしは言われたままに口を開けた。 パクッ 健太のトマトがあたしの口の中にあった。 「唐揚げのお返し。」 「…キライなだけじゃん。」 好き… 好き。 大好き。 だから、この気持ちを伝えたいのにー……