「今日は随分楽しそう。何かあるの?」

「えへー」

よっぽど自分はデレデレした情けない顔をしているのか、
友人に見抜かれてしまった。



だって、さ


ドキドキしないほうがおかしいよ


「あぁ、もう、ドキドキだ…」

彼のことを考えると、いつもドキドキなんだけど、今の私はドキドキし過ぎてやばい。私このままドキドキしたまましんじゃうかも。

「うふ」


周りにどんな目で見られていたとしてもちょっと恥ずかしいけど関係ない。だって今の私は彼に夢中だから!
だって今、から、今から、




会える―――――――







あのメモは、きっと彼が書いたモノ―――。