あなたの瞳に映る私は、どんな風なんだろうと

ふと、考える。











必ずと言っていいほど手元の本しか見えていないあなた。

ぼそぼそとした声も、私があなたに向ける視線も、
決してあなたには伝わっていないんだろう。


だけどね、




その眼鏡越しに見える景色はどんなものなのだろう、とずっと考えるの。

その中に自分が映ることがあるなら、きっと風景の一部にしか捉えられないんだろうな、って思う。




でも、入ってみたいんだ。



あなたとの出逢いを、
無駄にしたくはないんだ。