……ドキッ……。


…一瞬…
…時間が止まったのかと思った。


…やばい…

…かなり好みかも…。

軽く180㌢位ありそうな長身で、モデルみたいにスラっとしていて…
目にかかる、少し茶色い髪を後ろに流していた。


「隣いいですか?」

ニコっと笑うと目がなくなる。

…目が離せなかった。

鼓動が早すぎて息苦しくて声が出ない…。

…オーナーさんって…すごい…。

カナがあたし達を
オーナーさんに紹介してくれた。

「少し前にカナのお店に入店したアイチャンとナナチャン!!
2人共かわいいでしょぉ??」

「うんホンマに可愛いいなぁ~!!
ってか2人共かなり若いやろ!?」

オーナーの視線があたしと真希に注がれる。

あたしは俯いたまま顔を上げられない。


店に着いて30分位過ぎていた。