「はぁはぁはぁ、るりっ…………はぁはぁ。」

すごい息切れしてる。
汗かいてるし……
うれしいよ、玲央。

「大丈夫?」
「ンなわけねぇだろっ。お前が走ってくから、まじあせった。」
「ごめんねぇ……」

「瑠璃、素直に気持ち伝えなさいよ。じゃ、あたしはこれで♪」

円香はそういって屋上からでていってしまった。


もう………
円香ったら。


「玲央……」
「ん?」

ドキッ
いつもの意地悪な玲央じゃない、甘えた子犬みたいな玲央だ。
可愛い………

ヤバ……
胸キュン必死!!!!

「あたし………さ………玲央が………」
ゆっくりと玲央の顔が近づいて………
極上にあまい、あまい、優しいキスをしてくれた。
溶けてしまうくらい、あまい…………


「で?玲央がの続きは?」
ニヤッと笑う玲央。


うー。
いつもの玲央だ。

さっきまでは甘えた子犬みたいだったのに、今じゃ意地悪な狼みたいだ。


「好きッ。」
「俺は、愛してる。」
「ガキのくせに。」
「あ?ガキが大人の真似した悪いかよ?」
「………悪くないッ(笑)」
ガタゴト……
ん?
バッ

あたしと玲央は同時にふりかえる。


「おさないでよ、アレン。」
「わぁっ。俺はアレンじゃない。」
「真、ごめん……」
「ちょっと、踏まないでよ!」
「蘭、足痛い!」

あいつらぁ!!!!!

「「何をしているのかな???」」

にっこりわらって玲央とみんなの前にたつ。

「「「「ごめんなさいっ」」」」

シアワセ………

幸せだよ………


彼氏ができて、最高の仲間がいる。


こんな幸せなこと、ないよね。