翌朝


目を覚ましたら、玲央がいた。


「玲央っ!ごめんなさ………」
「あ?晴香?おはよ、今日も愛してるよ。」

え………

なんていった?


「ちょっと、玲央!何言ってんのよ!」
「晴香って!」
「レオ!?」

「ああ、ごめん。外野がうっせぇから。え?大丈夫。うん。バイバイ」


信じられない光景。

信じたくない光景。



「うっせぇなぁ。俺は晴香が好きになったんだよ。」
ガシッ

裕汰が玲央の胸ぐらをつかむ。

「ちょ、やめて、裕汰!!!」
「イイカラ、ナグラセテクダサイ!」


バキッ

裕汰が玲央を殴った音だ。
「ちょ、裕汰、やりすぎよ!」
「やめなって」

みんながとめに入る。


「しょうがねぇんだよ。…………俺は、オンナは一人にしぼらねぇタチなんだよ。瑠璃に飽きただけだ。」

ポン

裕汰の肩をたたく。

「瑠璃、飽きたからやるよ。好きにしろ。」
「玲央!!!!」



バァンッ


玲央は、でていってしまった。


「玲央っ」
「ルリ!」
「離してよぉ!」



玲央、玲央!

なんでよ、わけを話してよ


嫌いになったの?

ねぇ……