「さて……と。じゃ、はじめる?」
「え?」
「手取り足取り教えてやるよっつったろ。」
「な、何を…」
「まずはキスのレッスンをしようか。」
「ひぃっ!!あたしは、頼んでないから!」


もぅ!
玲央のバカ!




「じゃ、何分間耐えられるか………」
「ちょっ……」
「強制執行〜」

あたしは、みるみるうちに玲央に抱き寄せられて……

「よぉいスタート」

ピッ

ストップウォッチの音がした。

準備がいいんだから……



「ん……ふぁ……」


え?
激しい………


さっきのキスとは違う…

「……ふぅ。」
「五分ジャスト♪」

五分!?
なんか……短かった気がする……

「ん?なんか不満そうな顔。物足りなかったの?Ηだなぁ。」
「むっ。アンタに言われたくないんだけど?」
「そんな可愛くないこと言う口は…この口かな?」
「ふぁ……」


また甘い優しいキス…

玲央って、いろんなキスをする………

「付き合ってもないのにこんなことしないでよ!」
「は?俺達、許婚だろ?付き合うもなにもねぇだろ。」
「い、許婚ェ!?」
「ああ。知らなかったのか?」

あたしは頭をブンブンふる。

「ふぅん?だから、どんなことしてもいいわけ。」
「あっのね〜限度ってものがあるでしょ。」
「だからぁ、高校生になるまでキスどまりな?俺はそんなにあせらないから。」

こいつ、年がら年中変態的なこと考えてるな!

なんてやつ……


こんなのがゴットクラスでいいわけー?