バレットフィンク

そうしてカオルは、日を追う毎に麻薬の虜と化してしまう。


もう、自制云々と言うレベルでは無かったのである…。



ツアーを何とか消化出来た彼等は、次のアルバムに入れる楽曲作りに入った。勿論、休日などほとんど取らせては貰えない。



そんな状況が、カオルの更なる麻薬乱用に拍車を掛けてしまう…。



深夜にカオルは曲作りをしているビルの屋上に立っていた。欄干を乗り越えてカオルは泣きじゃくりながら笑っている。



「なあ、タケシ!?これがお前の求め続けていた成功だよ。どうだ、凄いだろ!?」



「お前をクビにした事で、俺はこんな風になっちまったよ…」