バレットフィンク

「そうなんだ!?実はこの店の店長候補を募集しようと思ってるんだよ。もし良かったらタケシ君、この店で頑張ってみないかな?」



「タケシ君ならこの店の管理が出来るし、僕としても凄く助かるんだけど…」



「二、三日、猶予をくれませんか?何しろ、始めての就職なんで覚悟を決めないと…」



「分かっている!じっくり考えてから決めてくれれば良いんだ。別に焦る必要は無いから心配しなくて良いよ」



「でも、出来れば良い返事を期待しているけどね!」



店長はそう話し終えると、嬉しそうに休憩室を出て行った。



去年の自分ならば、絶対に考えられなかった展開だなと、時の経過と人生の転機を否応も無しに感じさせられてならなかった…。