バレットフィンク

自分が脱退してから半年と言う短い期間で、すんなりとメジャーデビューを決めてしまったバレットフィンクに対して…。



自分の後釜はあの時点で、もう既に決まっていた様である。



俺の存在はどうでも良かったと言うより、寧ろ邪魔だったのだろう。多分、カオルが裏で暗躍していたに違いない。



俺に悟られない様、狡猾に抜目無くレーベルと接触していたのだろう。そうでなければ、こんな早くデビュー出来る筈が無い。



仕事を終わらせたタケシは本屋へ向かった。音楽雑誌を掴んで開くと、セバの言っていた通り



「バレットフィンク、メジャーデビュー決定!」



と載っていた…。