「縁結びの神社だけあって、女だらけやな~!」



女性同士のグループが大半で、

ちらほらとカップルもいた。




真奈美が雑誌で探した神社は相当有名な縁結びの神社だったようだ。






「部長~!これおそろいで買おうよ!」



「ストラップ?ええけど、何か照れるやん!」





ブルーの石のついた縁結びのお守り風のストラップを


手のひらに乗せて眺めている真奈美。




「そんなに欲しいんか?ええよ。お揃いでラブラブな所を社内に見せつけようや!」



俺はその隣に置いてあるお揃いの赤のストラップを手に持った。




「すんません。これ」


巫女さんに2つのストラップを渡した。




「あ!これも!」



真奈美はなにやらこそこそと何かを渡した。



俺が払うと言ってるのに、どうしても払いたいの!と言う真奈美。