女っポイ俺の恋っポイ!【長編】



今.ふと思った
…俺の中に浩平に嫉妬してる自分がいる

浩平に対して嫉妬……。

もし…もし浩平が立川のこと好きだったら?


俺はどうなる?


俺は多分適わないんじゃないかな


浩平は立川のこと分かって行動すると思うし
さっきのが俺じゃなくて浩平だったら?

浩平は立川にあんな悲しそうな顔はさせないはず

いつでも立川を笑顔にさせてる気がする

こんなふうにマイナス思考に考えようとはしないはず。


浩平が……
うらやましいと思った


今までもずっと…うらやましかったんだ。

受け入れなかっただけ
浩平には人を明るくさせれることができる

浩平には…。

いいところが…ありすぎるんだな。



俺は………



だめだ。



『壱~楽しんでるか?』


高橋が両手に花火を持ってやってくる

高橋だって…いいところはある。

いや…
やっぱりありすぎる。

俺だけ…ない…んじゃないかな
浩平や高橋を心ん中ではずっとすごいと思ってたんだ

じゃあ、
俺のいいところは?


俺のいいところ…

やっぱわからねぇ


まず俺にいいところなんてあるのか?

だめだ
おもいつかねぇよ…。