足りねーって…
どんだけするんだょ
いやしないとヤバいんだけどさ
『……まぁまだ時間あるけど…ぜったい合格しろよ…』
浩平は視線をノートにやりながら真剣な表情でそう言った
…浩平……?
なんか…変なんだよな最近…。
いつもの浩平じゃねぇってか
なんか…あせってる…?
………………
………………!!
『もぉ無理だぁ!!』
『まぁまぁだな』
俺はシャーペンを持ったまま
後ろにあるベッドに倒れる
『限界限界限界だぁ!』
腕を天井に向けにぎりしめてるシャーペンをほうりなげた
『まぁよくやったんじゃね?』
浩平はニカッて笑って言う
まぁ……明日立川と会えるんだし!!
そのためだと思えばつらくねぇか
大丈夫だ!!
『明日も朝勉強な~♪』
は~?
いや、やっぱ大丈夫でない
ニカッて軽く言う浩平の一言にテンションが下がる
『無理!ってあっ!』
浩平は俺の言葉が言い終わるが早いか窓から外にでて自分の部屋に戻ってた
くそ~…逃げ足の早い奴
まぁ
とにかく……!
朝の勉強わともかくとして
早く明日になれ!
『壱~~~壱~~~』
ん………
『壱~~!』
……、!
あぁ…
うるさい!!
『……なんだよ浩平…』
セミの鳴き声と浩平の声で鼓膜破れそうだし……
朝からだるいな…チクショウ

