『ってかぬぁんできゃぁにほへにおひえひょおとおもっひゃわきぇ?』
『……はぁ?』
俺は口にご飯を詰め込みすぎて何言ってるか自分でも途中わかんなかった…
『っふぁ』
俺はコップに入ったお茶を一気にのんでご飯を流しこんだ
わけわかんねぇしって顔してる浩平にもう一回おんなじことを言う
『なんで急に俺に勉強教えよぉと思ったわけ?』
俺の質問にスッと目線をそらしてノートに目をやる
『あぁ…林への反発』
低めの声で答えた浩平
またぁ???
『また林?林のこと嫌いなわけ?』
『あ?別にぃ』
…?
よくわかんねー…
でも夏休み前
俺が違う先生に呼び出せれて職員室に入ったとき偶然浩平と林が話してた
そのとき聞こえた会話が
『お前ならもっと上が目指せるのになぜだ?』
と
『なら特待生で入れ』
だった気がする
そんときの浩平の表情は…
俺が今まで見た中よりもなんか…怖かった
『ほれ壱!勉強勉強』
はぁ…?
ノートをペラペラとめくり新しいページを開く
『またぁ?さっきやったじゃんか』
机にうなだれる俺
『足りねーよ!合格できねぇぞ』

