女っポイ俺の恋っポイ!【長編】



特別授業って言っても来てるのは俺ら以外でほんの数人

席は固まって座るから
桜田と高橋は近くなるんだけどギクシャクしてる。
高橋もこの4日の間に彼女にするって言ったもののなにをどうしたらいいのかわからないらしい



わざと席を隣同士にするんだけどほんとにぎこちない



『おぃ高橋…なんか話せよ』


後ろから高橋の背中をつつき言う


『ぉ…う』


と返事をするも少し戸惑うだけでやっぱりギクシャクする


二時間目三時間目もずっと無言だった



ん~…いつもの高橋はどこいったんだよ…
ほんとに片思いになりきってるのか?

ゃ…多分、どうしたらいいか分かんないだけなんだろおな


四時間目
高橋はなんとか桜田に話してた
内容はわからないけど、一歩前進?ってとこかなぁ


でも明日は休み、授業がない。
ってことで俺は浩平らと決めてたことを高橋に持ちかけた


『高橋、明日さ遊ばない?』


『お前と?』


授業中だから小声で話す俺ら


『ばぁか俺らと浩平と立川と桜田と』


『は?』


背中を向けてた高橋はいきおいよくぐるんと体をこっちに向けた