俺が理解するよりも先に高橋わ
『へ~付き合ってなかったんだ』
そう一瞬だけ笑って言った
杉本は笑ってた顔から少し高橋を睨む
高橋の反応が気にくわないのか杉本はさらにしゃべりだす
『先輩、余裕ですね。でも桜田先輩のことあんだけ言って謝りもなしで、それに桜田先輩にあんなに言われてまだその調子なんですか?』
『………。』
『傷つけといてまだ未練あるんですか?もしかして…まだ好きとか?残念ですね…桜田先輩わもう想ってませんよ』
そう言った杉本を
少し驚いた表情で見る桜田
ただ単に杉本が勝手に言ってる部分もあるだろぉ…桜田を見れば分かる
否定はしたいけど高橋に何かを言うのが怖いのか気まずいのか高橋をチラチラ見てまたうつむいてしまう
高橋は杉本から目線をはずさす
俺らも驚くことを杉本に言った
『そうだったら何だ?好きで悪いか?傷つけたのは俺だけど、その傷直すのも俺だ。』
その言葉にうつむいてた桜田は顔をあげた
杉本は驚いた表情で高橋を見る。
俺らは顔を見合わせ少し笑った。
やるじゃん高橋。
『なっ…傷直すって…バカですか?傷つけた張本人が』
と吐き捨てるように高橋に言う
高橋は少しフッて笑った後杉本から初めて視線をはずし横にいる桜田をみた

