ほらな。
『…あぁ』
『今までお前に使ってきた時間…その返しだと思ってな』
『っ―…あぁ』
俺はそれだけ言い相談室を出て行った
確かに…俺はあいつの時間を潰してきたわけだ
それは十分すぎる程自分が一番分かってる
だけど…俺には
あいつがレベルが落ちたから高校を変えないと
言ってるようには
感じねぇんだ
でも…
浩平の本心はわかんねえ
いくら長い間一緒だったからって言って本心がすべて分かるわけじゃないから
もしかしたら俺のせいで…なのかも知れないからな
俺は…どうしたらいい
ガラガラガラ
『お帰りぃ』
高橋が教室に入る俺にいう
浩平は相変わらず寝たまま
『なぁ壱…最近浩平…寝てばっかじゃね?』
席に座る俺に前のめりになって聞く
『あぁ…俺のせい』
ボソっと
つぶやくように言った
『ぁ?なんか言った?』
『ぃや…別に』
『―?』
俺は浩平に頼りすぎ
なのかもな…表では浩平を抜き去る
って言いながら
実際は浩平がいねぇと俺はなんにもできねぇ
浩平に教えてもらってなかったら
俺ゎここまで成長してない
浩平がいたから俺はここまでいけたんだ
もういい加減
浩平を…離さなくちゃな…

