女っポイ俺の恋っポイ!【長編】



ピーンポーン


呼び鈴が鳴った…
体がピクっと反応してドキドキが始まる

けど
鳴ったのは浩平の家の呼び鈴


『お…ちょっと行ってくるわ』


浩平はそれだけ言うと部屋を出てった


あいつらいつ来るんだろ…


バタバタバタ


窓に手を置いて誰もいない浩平の部屋を見てたら
浩平の家から変な音が聞こえた

ん?
耳をすませるとだんだん大きくなる音
階段の音か?


ガチャ!!


ドアがバンと開いて見えたのは……


高橋ぃー…?


な…なんでだよ


高橋は窓に近づいてきて俺に


『おじゃましまぁす』


そう言った


俺は自然に体を窓から離しみんなが入ってくるのを待った

高橋は桜田に手を伸ばしてる



それ見た瞬間

いいよな…


って思った


いやいや、まずなんで浩平の家から俺の家なんだよ
俺の家に直行したらいいのにさ?隣だし


『あれ?晴香はー…』


桜田がキョロキョロとあたりを見回した

ドキっ
と高鳴る胸

立川

いねぇし…


俺は窓の外をみる

落ちてねぇよな…さすがに…


下を見て前を向いたとき立川が浩平の部屋にいるのが見えた


『立川?』


俺が話しかけると立川は首をフルフル振って少し青ざめた顔をしてた