女っポイ俺の恋っポイ!【長編】






理科がよくたってなぁ…
あとはボロボロだし


俺の得意な教科は理科と体育


でも体育なんて受験科目にないから意味ないし

でもって俺の苦手な科目は英語と数学


英語はなに書いてんのかまったく読めねーし
だって日本人だし、
日本語だけ話せればいいじゃんて感じだし


数学は数字みただけでなんかむかついてくるし


あとは普通だな
社会は歴史が好きだから歴史は点数が高い
国語は漢字以外はけっこういい方

いつも漢字で点数を減らしてる

なんかダメなとこばっかだな俺


『神崎君?』


『あ?あぁ…理科よくてもさ』


『でも私だって一番最初C判定だったよ?』


『ぇ!?』


少し驚いて判定結果のプリントを落としそうになる

立川がC判定…?

まじ?


『私社会と理科すごく弱くて…点数悪かったの』


へー…俺の得意なもん苦手なんだ…


『あ!神崎君……あの…教えてくれない?』



教えてくれかぁ~
ってはぃ…?

誰が?って俺だよな
誰に?って立川だよな



俺が教える?

むりむりむり!!!


ありえねーよ


『いや俺頭ワリィから』

『いいんじゃないー?』


後ろから高橋と浩平がニヤニヤ笑いながら会話に入ってくる