『告ればいいのに』
ガンっー!
ってぇー…
高橋の一言で
後ろに頭から下げてた俺は高橋の机に後頭部をぶつけた
『反応しすぎだろ』
笑いをこらえながら言う高橋を睨みながら頭を抑える
『あ…そういや足どうなったんだよ』
高橋がまだ笑いながら足を指差した
俺はふてくされながら
『筋を軽く痛めたんだよ』
そう答えた
それより今は頭のが痛いっての
『へー痛そうだよな』
高橋は俺の足を見ながら言う
そこに職員室に呼ばれてた浩平が帰ってきた
ちょっと機嫌悪そうだな
『浩平おかえり』
高橋が机にひじをつきながら手をあげる
浩平はおう!と言って自分のイスに座って寝始めた
キーンコーンカーン…
授業の始まりのベルでみんなが教室にぞろぞろ入ってくる
だりぃな……授業…
そう思いながらも必死にノートを写す
最近は浩平のおかげで当てられても答えれるようになってきた
前よりはだけどな
でも…最近は俺より浩平が心配だよな
なんでってたまに浩平は寝てたりするから
俺に教えてるから疲れてんのか
そう思ったりもする

