『壱!!』
クラスの奴らは保健所に連れていかれた俺を見てたのか心配して駆け寄ってきた
『大丈夫大丈夫』
俺ゎニッて笑って答える
まぁ若干痛いけど
一位になれたんだし
『ーー!壱最高!』
飯田は満面の笑みで俺に抱きつく
『っおい!キモイ』
『うるせぇ!バーカ
よくやった』
飯田は俺の肩をバンバン叩いて笑う
言ってることバラバラじゃん
バーカって…笑
俺もつられて笑う
アナウンスが入り
結果発表のためみんなが暑そうにぞろぞろと並びだす
一年二年の発表がおわりいよいよ三年
俺は
あんだけやって一位じゃなかったら飯田殺す
そう思ってた
二組……だぞ
二組……
そう思ってた
こんなに真剣になったのは初めてかもしんない
『三年……二組!』
う……
おっしゃあ!!
『ぅおーー!』
クラスの奴らは飛び上がるように叫んでた
林をみると密かにガッツポーズしてた
俺らのクラスは学校に戻って教室に来る林をまった
『おーお前らおつかれーよくやった』
林はサンダルをパタパタと音させて入ってきた
『先生焼き肉!!』
飯田がすぐさま立ち上がり言う
『お?あぁーわかってるわかってる』
そう言うと林は持ってたやつを飯田に渡した
『半額券じゃん!せこっ』
半額券て……
『うるせぇよ人数分あるだろ』

