浩平は…気づいてるか
でも……無理するわ
立川見てんのにかっこわりぃ姿見せたくねぇから
半周を走ったときにやっと横に並んだ
あいつは俺を見て睨むとスピードをあげる
まけじと俺もついていく
あと少し…
『神崎君頑張れぇ!!!!』
耳に入って全身に駆け巡った立川の声
自然に目が立川に行く
立川は恥ずかしそうにチラッと俺を見てた
それを見て自然に笑みがこぼれる
俺と一緒じゃん
なんて応援の時の自分を思いだす
俺は最後の力で思いっきり走った
パーンー…
音と一緒にゴールテープがきれる
わぁっ!!!
歓声と共にその場に倒れる俺
どうやら一位みたいだ
ふっと笑みがこぼれてんのが自分でもわかった
ズキッー!!
『っ…!っでぇー!』
走ってる時の痛みなんか比べもんになんないくらい激痛がはしる
俺は足を抱えて叫んだ
その声に周りは驚き振り向く
『壱!!』
いつの間に来てたのか浩平が俺の体を起こした
『だから無理すんなって言ったのに』
笑って言う浩平は俺の腕を持って保健所まで連れてった
湿布と包帯で応急処置してもらってクラスの場所に戻る
歩くのだるっー…

