『いっけぇ!!』
『抜かせぇ』
応援場所から色々な声が聞こえる
あとゴールまで数十メートルってとこ
浩平と俺の前に1人走ってる奴
多分元陸部の部長
後ろの俺らをチラッてみて少しにやって笑うとまた少しスピードをあげ始めた
プッチーン…
俺の中の負けず嫌いの糸がきれる
あの野郎………
ぜってぇ抜かす
浩平もむかついたらしくさっきよりスピードをあげる
徐々に近づく俺らに後ろを振り返ったあいつわ
焦ったのか、またちょっとスピードがあがる
でも最初からトップ走ってるわけだからあまり早くわなってない
近くなってくる距離に
いける!!
そう思った
残りちょっとでへばり始めたそいつを抜かした
そのとたんに叫び声、
もうなに言ってんのかもわかんねーぐらい
あとは俺と浩平の対戦
見えない火花をだしてる俺らは
またスピードがあがる
あと数メートル
パーン!!!
音と一緒にゴールテープに触れる体
はぁはぁ……
ゴールしてすぐに力が抜けてその場に倒れる
横で同じように倒れてる浩平
きっつ……
『はぁっ…どっ…ち…だ?』
浩平が旗を持ってる後輩らしき奴にそう聞く
『あ…わからないみたいなんです』

