でも峰岸じゃない…
それだけでもわかって良かった…
『まぁ大丈夫だろ♪壱なら』
『どゆ意味だよ』
『壱ならもう迷わず立川さんにいつでも告白できるだろ?んなら気持ち壱に持ってこさせたらいい♪』
いや……簡単に言うけど…
立川の好きな奴わかんねーんだから気持ち振り向かせれねぇよ
『頑張れよ♪』
ニカッて笑う浩平はそれだけ言うと部屋に戻っていった
誰なんだろ……
立川の好きな相手……
―――――
『おはよー♪』
『はよぉ』
俺と浩平は教室に入って自分の席につく
高橋が良かったなって俺に言った
多分浩平か誰かに聞いたんだろ
『神崎君おはよ!』
後ろから声がした
振り向かなくても分かる声にビクッて反応する
『はよ!』
俺は振り向いて立川に言った
立川はニコッと笑って少し後ろの席につく
峰岸は振られたのにも関わらず話してる
すげー根性…
うらやましいかもな
でも
立川めんどくさそぉだな…

