『まぁ…二回目も同じこと言おうって思ってたんだけどね』
『また…?』
『ぅん今度は嘘じゃないけどね』
ん………?
嘘じゃないってことは
まじで好きな人いるわけ???
どっちだ?
なんか
頭………こんがらがってる………
『帰ろう?もう遅いし』
『あぁ…』
帰り道何話したか全然覚えてない
ずっとさっきのこと考えてた
部屋に入ってベッドにダイブしたとき
窓がトントンって音がした
浩平か…?
俺は窓をあけた
『おじゃましまぁす』
窓から俺の部屋に入ってきた
でベッドに寝ころぶなり聞いてきた
『どうだった?』
『ん…』
窓を閉めイスに座る
『また悩み?』
起き上がって腰かける浩平はクスクス笑ってそう言った
だから
俺はさっきのことを1から話した
立川に頑張って聞いた峰岸の告白のことも
こんがらがって意味がわかんねーとこも全部、全部言った
『ん―…つまり立川さんは今好きな人がいるってことだよ』
少し悩んでから浩平は俺をみる
やっぱり………
好きな人
いるんだ………

