告白なんて…




するつもりなかった




「…ダサいな」




「な~にが?」
「…理奈、店は?」
「今日は早上がり」




「…理奈、俺な…間違えた」
「…今日は隼人の家で飲もっか」




理奈はきっと気づいたんだ




俺が何を話したいのか…




「行くよ~?」




理奈は本当にいい奴だと思う




ただこのときの俺は気づいていなかったんだ




この場面を綾香に見られていたなんて…




それがどんなに綾香を傷つけたかなんて…




気づいていなかった