「…綾香さん?」
「龍くん…ごめん…拓也には内緒にしてて…?」
「…拓也さんのために?」
「拓也のためにも…隼人のためにも…」




そのとき…




店のドアが開いた




「綾香、早めに終わったから迎えにきた」
「…拓也」
「どうした?」
「…あと30分くらいだから待ってて?」




拓也さんは優しく微笑んだ




「…お前は何も悪くねぇから…」




綾香さんには聞こえていなかったみたいだけど…




確かに拓也さんはそう言った




どうしてかな…?




この3人をみていると切なくなる




すごく悲しくなる…




綾香さん




隼人さん




拓也さん




どうしてそんなにも自分の想いを押し込めるんだろう