拓也の家で拓也の帰りを待つ




「…早く帰ってきて…」




1人でいると隼人のことを考えてしまうから




隼人に会いたい…




そう思ってしまうから




「ただいま~…って綾香!?」
「…拓也」
「お前、何で床に座って…」




私…床に座ってたんだ…




「…熱、あるんじゃねぇの?」




拓也の手が私の額に触れた




「…やっぱり」
「ちょっとクラクラするだけだから…」
「今日は寝なさい」




そう言って拓也は私をベッドへと運んだ




「…でも、ご飯とか」
「今日はいいから一緒に寝てて?」
「…ありがと」
「おやすみ」
「おやすみなさい」




拓也は私を抱きしめながら眠っていた




そして私は夢をみた




隼人の夢をみた…




会いたいよ…隼人に…