「…綾香?おはよう」
「おはよ…って…えッ…?」




ここは…どこ…?




しかも私はベッドにいるし…服は…




「…やっちゃった?」
「綾香は記憶ないん?」
「…ごめん」




知り合ったばっかりの男と…




「綾香が覚えてなくても俺は覚えてんで?」
「…私、帰ります」
「綾香、俺と付き合って?」




今…何て言ったの…?




「俺な、ずっと綾香のことみとってん」
「…ずっと?」
「すごい綺麗で…でも悲しそうな…そんな綾香に惹かれてた」
「…冗談?」
「俺はホストやし信用してもらわれへんのはわかる、でも試しにでもええから俺と付き合えへん?」




何でそんなにも必死なんだろ




「…私は隼人くんのこと何も知らないよ?」
「…これから知ってくれたらいいやん」
「…わかった(笑)」
「…ほんまに?」
「なんだかおもしろいし付き合ってみる(笑)」




そしてそのあと隼人くんは私に自分のことを話してくれた




本名は七瀬隼人(ナナセハヤト)
年齢は20歳で大阪出身
半年前に東京に上京




そして私は半強制的に隼人の部屋に住むことになった