「大丈夫ですか?!!!」 女の人の焦った声が聞こえ、俺は、振り返った。 そこに倒れていたのは、 『玲菜ッ!!!!』 俺は、急いで玲菜に駆け寄り、玲菜を抱えた。 『あのすいません!ここらへんで一番近い病院どこですか?!!』 俺は、近くにいる女の人に聞いた。 「えっ、ここをまっすぐ行くと、近森病院があります。」 俺は、その答えを聞くと、お礼をいって、走り出した。 今までにこんなに走ったことがあっただろうか? '