結局その日は、陵に負けてしまいヤらされ…いや、ヤってしまいました。
ヤらされた…なんて、言ったら陵怒るし。絶対に、100%、確実に。
はあ…でも、朝までは、キツいだろ。あたしの体のことも考えてよね
陵は、あたしの横であたしの手を握り、すやすや夢の中。
顔がゆるんでるから、さぞかしいい夢を見てるいるんだろなー。幸せな人。
陵の寝顔に見とれているあたしも十分幸せな人だよね。
「幸せ…」
口からもれた声。
『俺も幸せ』
陵がパチッと目を開けて言った。目は、ぱっちり開いているとこれを見ると、
こいつ起きてたなー!!!!
「陵!起きてるんならいいなさいよ!!」
『だって、玲菜、俺のことジーって見てたもん。その顔がおもしろくてもっと見てたいなあ〜って、思っちゃったわけよ!』
だんだんゆでだこになっていくあたし。陵は、けらけら笑っている。
『しっかし、幸せ…って、声には、目を開けずにはいられなかったなあ〜。』
もう、恥ずかしいーッ。
完全にゆでだこの出来上がり。
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