kiss・kiss・kiss

安心したのか涙が止まった。


『そっ…か、ありがとう。良かった…』


『玲菜心配しすぎだよっ!陵、たぶん玲菜に心配かけたくなくて別れたんじゃない?』


『それはないよ。杏奈ちゃん…陵は、もうあたしのことなんて好きじゃないんだよ。もう飽きちゃったんだもん…』


あたしは笑いながら杏奈ちゃんを見た。


杏奈ちゃんはあたしの顔を見るなり悲しそうな表情をした。


『…陵が、玲菜を飽きるわけないじゃない。』


『え…??杏奈ちゃん??』


杏奈ちゃんの頬には涙が伝っていた…








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