鏡を出して
「あっ、私はいいや」
カバンの中の缶ジュースを
見つめながら答えた。

「なんじゃそりゃ、まあ行ってくる、和茶は適当に座ってて」
綾姉が楽屋を出ていった後
私は歩さん以外のメンバーの人に頭を下げて入り口に一番近い椅子に腰掛けた。