夢季、おまえは、まだ小さかったから、《死》の理解なんて無理だったんだろ?

8つも上の俺でさえ、わからなかったんだ…


そして、俺は、夢季を、あたかもいる人かのように、夢季に接してきてしまったんだ。

24年間も…

一緒に遊んで、
一緒に笑って、
一緒に泣いて、
いつもそばにいて…

言わなきゃって、思いながらも、言えないでいた。

夢季ごめんな。