俺と、おまえは、その日から、いつも一緒にいた。


あの日も―


『夢季は、連れてくわ。』


『母乳もあげられないし、まだ小さいから、一週間も母親と離すわけには、いかないよな。』


お父さんとお母さんの会話は、俺にも聞こえたんだ。


だから、俺は、おまえにこう言ったんだ。


『夢季!お父さんとお母さんに連いて行っておいで!そして、帰って来たら、また遊ぼう!お兄ちゃんは、待ってるからな!行ってらっしゃい!』

ってね。