その子は、俺を
『お兄ちゃん』
って呼んだんだ。

だから、その子は、俺に、これから生まれて来る妹だって思った。


俺は、夢に出てきた夢季が言ってた通りに、おまえに、
『夢季』
って名前を付けた。


お父さんと、お母さんは、仕事で忙しい人達だったから、俺が淋しくないように、俺にプレゼントをくれたんだ。

妹のおまえを…